11月に入ってくると、外気温が極端に下がってきますよね?
そんな寒い日に、キッチンやお風呂でお湯を使用した時に「あれ、お湯が出ないぞ…」と言ったトラブルに見舞われてしまうことが多くなります。
実際に、過去に給湯器が故障した…という経験がある方については、自然災害を除けば、「冬場だったな…」という記憶があるのではないでようか?
それでは、四季の中で最もお湯を必要とする季節である冬なのに、この時期に限って給湯器の不具合が増加するのはなぜなのでしょうか?
給湯器は毎日使用するものですし、経年劣化で故障するのであれば、どの時期に壊れてもおかしくないのに、「冬場に故障が増える…」と言われるのは不思議に思ってしまうという方も多いでしょう。
これに関しては、外気温が下がってしまうことで、温めなければならない水の温度も下がってしまう…ということが原因です。
ガス給湯器は、水からお湯を沸かしていきますが、もともとの水の温度が低いとお湯にするために必要になるエネルギーは多くなってしまいます。
つまり、気温が高い夏や春などと比較すれば、お湯を作るために給湯器が常にフル回転しなければならないので、人間の体で例えますと、ジョギングと全力疾走では、全力疾走する方が体への負担は大きいですし、すぐ息も上がってしまいますよね?
給湯器も同じで、フル稼働させている方が各部品への負担が多くなり、故障しやすくなるわけです。
そして、このような「給湯器のフル稼働による故障」が多く発生してしまうのが冬場なのです。
こういった理由から、10年程度使用されているようでしたら、「そろそろ交換タイミング」
本格的に気温が下がる冬に入る前の、秋に交換するのがおすすめです。
また、現在は何の問題もなく使用できている給湯器であっても、冬場の負担でいきなり故障してしまう…なんてことは珍しくもありません。
給湯器は、10年を目安に交換が推奨される設備ですので、壊れてから慌てるよりは、余裕を持った日程で交換するようにしましょう