今回は今年最初の更新ということで、ちょっとだけまじめなお話しをしようと思います。
近年私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。
目覚ましい技術の発展があるかと思えば、世界を揺るがす未知のウイルスの出現や紛争など、挙げればきりがありません。
そして、それは我々が携わるエネルギー、リフォーム業界も例外ではありません。
新型コロナウイルス感染症の世界的拡大に伴い、度重なる商品の不足によりトイレやガス給湯器、
浴室乾燥機などの交換を長らくお待たせしているお客様もいまだにいらっしゃいます。
また、欧米での木材の需要拡大に端を発した木材価格の高騰など、今まで通りの仕事ができない状況が長く続いています。
そんな変化のなかで必ず話題にあがるのが『SDGs』ではないでしょうか。
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略です。
17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されてます。
なかでもプロパンガスの供給、電気の販売、そしてリフォームをおこなう私たちに大きく関わる目標として
『3.すべての人に健康と福祉を』
『6.安全な水とトイレを世界中に』
『7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに』
『11.住み続けられるまちづくりを』
『13.気候変動に具体的な対策を』
などがあげられます。
突如現れた『SDGs』という言葉に、「一体私たちは何ができるのだろう」、「具体的にはどうしたら・・・」と頭を抱えてしまいそうになります。
ですがここで、これまで私たちがやってきたことを振り返ってみると、今まで通り目の前のお仕事にひたむきに取り組むことで、『持続可能な世界への変革』に貢献できるのではないかと思えてきました。
そもそもプロパンガスは『クリーンで災害に強い分散型エネルギー』という特徴をもっています。
CO₂排出量が低く、環境にやさしいエネルギーであるLPガスを高効率燃焼機器の普及を促進させるとともに、再生可能エネルギーと相互に補い合うことで目標達成の手助けができるのではないでしょうか。
また、電気の販売に関しても、現在私たちが代理店を務めるサービスには、再生可能エネルギーを利用して実質的にCO2(二酸化炭素)を排出しないという環境価値を付加したプラン等も存在し、エネルギー業界が一丸となって解決する流れが生まれています。
一方リフォーム業界はというと、住まいの維持や様々な性能を向上させることでCO2削減に貢献していると言えます。
リフォームをすることで建物を長持ちさせることが出来るのはもちろん、一つの建物を住み継ぐことで、それまでに築いてきた家族や地域社会との関係性を損なうことなく住み続けることが出来る等の利点があります。
また、建て替える際に生じる炭素はリフォームとは比較にならないほど多く排出れることから(解体や処分にかかる割合が大きいため)、環境負荷を抑える役割を果たしていると言えるのではないでしょか。
さらに、現在販売されている住設機器の多くは節水、節電のしくみが組み込まれていますし、玄関や窓サッシの断熱性能が上がることで効率よくエネルギーを利用することが出来ます。
これらは温室効果ガスの排出を全体としてゼロに抑える『カーボンニュートラル』を目指す上で重要な要素と言えます。
このように考えると私たちのお仕事も結構SDGsに貢献していると思うのですが、いかがでしょう?