川合住宅設備㈱では前々から家屋点検を行ってきました。
屋根、外壁、雨樋、ベランダ等の建物外部を目視により確認して現状を把握、報告書を作成・提出してお客様にご自身がお住いになる大切な『我が家』の今の状態を正しく理解していただくことを目的としています。
このため、私たちも建物の構造や使用される材料等の理解をより深めるために【雨漏り診断士】や【外装劣化診断士】、【増改築相談員】等の資格を取得し日々勉強しています
さてこの家屋点検ですが、以前は二段梯子という2階の屋根まで届く長い梯子をかけて、実際に社員が屋根にのぼり目視で点検をしていました。
ですが、点検依頼をいただく建物は築15年以上経過している場合が多く、経年劣化により屋根材が痛んでいる場合、人がのぼることで破損させてしまうケースが出てきました。
また、2022年から2.0m以上の高さでの作業時にフルハーネス型安全帯の着用が義務化されました。
これは墜落制止用器具と呼ばれ、高所作業における転落等の危険を未然に防ぐために用いられ、安全確保のためにとても重要な要素です。
しかし、従来のように二段梯子を利用して点検する場合、フルハーネス型安全帯を固定できる場所が少ないことが悩みの種でした。
そこで近頃はドローンを利用して点検を行うようになりました。
ドローンとは無線操縦が可能な無人航空機の総称で、近年では様々なシーンで活躍していますね。
テレビや動画などでドローンによって撮影された映像を目にしない日はないですし、医療や物流においてもその性能が広く活用されています。
そして、これは建築業界でも例外ではありません。
戸建て住宅やマンションだけではなく公共施設やインフラ等の点検や施工管理、測量にもその力を発揮しています